[化学]1881年創業 日本ペイントホールディングス

[はじめに]

こんにちは。前回に続き、化学分野の長寿企業の紹介です。早速、確認していきます。今回は日本ペイントホールディングスです。

1.1870年創業 コニシ

2.1872年創業 資生堂

3.1876年創業 荒川化学工業

4.1881年創業 日本ペイントホールディングス <–今回はこれ!

5.1885年創業 ○○○

 

[日本ペイントホールディングスについて]

東証コード4612、名前から推測できますが、塗料メーカーです。ここ最近はオーストラリアやトルコの塗料メーカーを買収してグルーバル化を加速しています。現在、世界4位の塗料メーカーです。上位3社は下記のリンク先で確認してください。

https://www.pcimag.com/articles/104924-global-top-10-and-pci-25-top-paint-and-coatings-companies

1位は米国株投資している人には馴染みがあるかもしれませんね、PPGです。

 

[歴史]

創業者 茂木重次郎

ph_mogi(日本ペイントホールディングスHPより)

1881年(明治14年)東京にて「共同組合光明社」を創業。(1931年本社は大阪に移転します)

1898年、日本ペイント製造株式会社設立。(1927年 日本ペイント株式会社に改称)

1949年、東京証券取引所上場。

 

[経営理念]

日本ペイントホールディングスHPを確認するとMission, Vision, Value, Wayの4つを確認できます。そのうち3つを確認します。

Mission、すなわち、社会的存在意義ですが、塗料・コーティングを通じて社会に快適さや安心を提供する。

Vision、すなわち、目指すべき姿ですが、塗料をコアに新たな価値を創造し続ける。

Value、すなわち、組織の価値観ですが、共存共栄・先駆開拓・やり抜くです。

人類社会が塗料やコーティングを必要とする限り、企業の永続性が保たれそうな理念です。

 

経営理念

[業績]

2018年12月期からIFRSに以降していますが、2016-2018の3年間について日本基準で確認します。売上は増加傾向です。営業利益は>10%, ROAも>5%です。配当性向(IFRS)は30%という事なのでEPSが伸び続ける限り、増配は続きそうです。今後の業績は、グルーバル化を進めるにあたり、効率よく利益をあげる仕組みを維持できるかどうかにかかっていそうです。

売上-利益率

1株利益-配当性向

配当性向

(*日本ペイントホールディングスHPより)

 

[株価]

株価10年推移@20190426です。S&P500に対してアウトパフォームしています。上下動が激しいので短期運用は難しく、長期投資向きな気がします。

株価

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